文献

J-GLOBAL ID：201202271926967100   整理番号：12A0274161

開口した浅い矩形キャビティでの熱毛管対流に及ぼす垂直方向熱伝達の影響

Effect of vertical heat transfer on thermocapillary convection in an open shallow rectangular cavity

著者 (4件)： LI You-Rong (Chongqing Univ., Key Lab. of Low-Grade Energy Utilization Technologies and Systems of Ministry of Education, Coll. ...) ,  ZHANG Hong-Ru (Chongqing Univ., Key Lab. of Low-Grade Energy Utilization Technologies and Systems of Ministry of Education, Coll. ...) ,  WU Chun-Mei (Chongqing Univ., Key Lab. of Low-Grade Energy Utilization Technologies and Systems of Ministry of Education, Coll. ...) ,  XU Jin-Liang (North China Electric Power Univ., Beijing Key Lab. of New and Renewable Energy, 102206, Beijing, CHN)
資料名： Heat and Mass Transfer  (Heat and Mass Transfer)
巻： 48  号： 2  ページ： 241-251  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： A0920A  ISSN： 0947-7411  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 個別に加熱した開口形の浅い矩形キャビティでの熱毛管対流特性に及ぼす垂直方向熱伝達の影響を解明するため,一連の二次元と三次元数値シミュレーションを有限体積法により行った。キャビティについては,1cStのシリコーン油(Prandtl数Pr=13.9)を充填し,アスペクト比の範囲を12~30とした。これらの結果から,熱毛管対流は小さいMarangoni数で安定であることを示した。底面での熱流束に増加と共に,熱毛管対流は逆回転方向の非対称二重セルパターンに遷移することを示した。高温壁近傍のロールについては,Marangoni数の増加につれて収縮することを示した。大きなMarangoni数で,数値シミュレーションにより2種の振動熱毛管対流を予測した。一つは薄いキャビティで支配的な熱波である。もう一つはより深いキャビティで現れ,振動する多重セル状流として特性付けられる。振動流の開始に関する臨界Marangoni数は最初に増加し,次に垂直方向熱流束の増加と共に減少することを示した。三次元数値シミュレーションにより,熱波の伝搬方向が予測できることを示した。子午面で三次元シミュレーションにより求めた速度場と温度場については,二次元シミュレーションで求めた場合に非常に近いことを示した。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 容器 ,  *開口 ,  *矩形断面 ,  解析モデル ,  *シリコーン油 ,  *熱対流 ,  *毛細管流動 ,  *垂直方向 ,  *熱流束 ,  シミュレーション ,  二次元 ,  三次元 ,  振動流 ,  有限体積法 ,  Marangoni数 ,  流速分布 ,  温度分布 ,  アスペクト比 ,  セル状対流 ,  Prandtl数 ,  温度波 ,  深さ ,  サイズ効果 ,  *熱流力特性
準シソーラス用語： *エンクロージャ ,  数値シミュレーション

分類 (2件)： 対流・放射熱伝達  (PA02030K) ,  不均質流  (BC02060J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 矩形 ,  キャビティ ,  毛管 ,  対流 ,  垂直方向 ,  熱伝達