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J-GLOBAL ID:201202271945330776   整理番号:12A0105439

赤色海藻Palisada flagellifera(Ceramiales,紅藻類)由来のピルビン酸化および硫酸化アガラン複合体の化学構造

Chemical structure of the complex pyruvylated and sulfated agaran from the red seaweed Palisada flagellifera (Ceramiales, Rhodophyta)
著者 (6件):
資料名:
巻: 347  号:ページ: 83-94  発行年: 2012年01月10日 
JST資料番号: B0929A  ISSN: 0008-6215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Palisada flagellifera(ソゾ属複合体,フジマツモ科,Ceramiales)由来の均一なアガラン画分を室温水性溶媒抽出とそれに続くイオン交換クロマトグラフ法で得た。本ガラクタンは,少なくとも18の異なる型の誘導体を持つ高度に複雑な構造を示す。Aユニットは主にピルビン酸化物,2-硫酸化(~34%),および6-メチル化(~34%),後者は部分的に2-および2,4-硫酸化物であった。β-d-ガラクトピラノシルユニット2-,6-および2,6硫酸化,6-グリコシル化,および非置換型の少量も同様に存在した。BユニットはL-糖で,大部分がそれらの環状誘導体,3,6-アンヒドロガラクトースおよび3,6-アンヒドロ-2-O-メチルガラクトース(~56%)である.前者は4,6-O-(1-カルボキシエチリデン)-β-d-ガラクトース2-スルファートと同様にβ-d-ガラクトシル(6-メチル)(6-グリコシル化)ユニットニ各々,3:1.8の割合で結合した。α-l-ガラクトピラノシルユニットのかなりの量(~18%)がピルビン酸化β-d-ガラクトース2-スルファート残基に結合した。Bユニット(20%)の重要部分はα-l-ガラクトース6-スルファートのC-3をキシロシル,ガラクトシルおよび/または2,3-ジ-O-メチルガラクトースユニットあるいは,それらの3,6-アンヒドロガラクトシル誘導体環化物を除くスルファート基で置換した構造で示される。前駆体ユニットは比較的低濃度で存在した。速度論的研究で,P.flagelliferaアガラン中では,環化可能ユニットは6-O-メチル-β-d-ガラクトシルおよび/またはβ-d-ガラクトシルユニット(6-グリコシル化)への結合が示唆された。本多糖類の複雑性は,2-および3,6-硫酸化α-l-ガラクトースの存在で増加し,後者はさらに2-O-メチル化されている。従って冷温抽出由来の主要サブフラクションは構造的に複雑な硫酸化,メチル化,および,ピルビン酸化アガランを含有する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
多糖類  ,  植物の生化学 

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