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J-GLOBAL ID：201202272196751979   整理番号：12A0825213

高温気候への適応および家畜生産の暑熱ストレスを軽減する戦略

Adaptation to hot climate and strategies to alleviate heat stress in livestock production

著者 (6件)： RENAUDEAU D. (INRA, Petit Bourg, FRA) ,  COLLIN A. (INRA, Nouzilly, FRA) ,  YAHAV S. (ARO, Bet Dagan, ISR) ,  DE BASILIO V. (Universidad Central De Venezuela, Maracay, VEN) ,  GOURDINE J. L. (INRA, Petit Bourg, FRA) ,  COLLIER R. J. (Univ. Arizona, AZ, USA)
資料名： Animal  (Animal)
巻： 6  号： 5  ページ： 707-728  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： W1725B  ISSN： 1751-7311  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高温気候における熱帯家畜生産システムでの暑熱ストレスを軽減するための効果的戦略につき総説した。これらの戦略は,飼料摂取の増加あるいは代謝熱生産の低下,熱損失容量の強化,熱耐性に対する遺伝学的選択の3つのグループに分類できる。暑熱ストレスの下での改良された生産は,飼料摂取を促進するか低い飼料消費を補償する飼料組成の変更により可能である。さらに,給餌時間や給餌頻度を変える給餌管理により,特に家禽において過剰な熱負荷を回避して,生存率を改良することができる。環境を変え,環境と動物の間の熱交換を強化する方法および暑熱ストレスを予防するかまたは制限する方法は,熱い気象条件下で育成成績を高めるために用いることができる。熱耐性の違いが家畜種(反芻動物>単胃動物)の間に存在するし,また,かなりの差が種の血統の間に,そして,各々の血統の間にある。したがって,遺伝的選抜により動物の熱耐性を改良することができる。しかしながら,更なる調査は,可能性ある選択応答を評価するために適合および生産特徴の間の遺伝的拮抗を定量化することを必要とする。分子バイオ技術の開発に伴い,遺伝子発現を特徴づけて,暑熱ストレスへの鍵となる細胞反応を同定するために利用し,これらの新規なツールで,精度および耐暑性のための選択の効率を改善することができる。遺伝子発現の後成的調節およびゲノムの熱刷り込みは,また,熱耐性を改良する効率的な方法である。周産期の熱順化につき,現在,ニワトリで実験されている。

シソーラス用語： 家畜 ,  *家畜育種 ,  環境 ,  *暑熱ストレス ,  *生産システム ,  戦略 ,  代謝異常 ,  熱損失 ,  耐熱性 ,  遺伝的調節 ,  組成 ,  給餌 ,  飼育管理 ,  熱交換 ,  系統差 ,  分離育種 ,  バイオテクノロジー ,  遺伝子発現 ,  ニワトリ
準シソーラス用語： *ストレス軽減 ,  バイオ技術 ,  給餌管理 ,  高温環境 ,  飼料摂取量 ,  飼料組成 ,  選抜育種 ,  代謝低下 ,  熱耐性

分類 (2件)： 動物飼養一般  (FD01010G) ,  動物に対する影響  (EE04040K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 気候 ,  適応 ,  家畜 ,  暑熱ストレス ,  戦略