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J-GLOBAL ID：201202272365643781   整理番号：12A0596136

異なる基油における極圧添加剤のトライボロジー性能

Tribological Performance of EP Additives in Different Base Oils

著者 (3件)： LIN Yuan-Ching (National Taiwan Univ. Sci. and Technol., Taipei, TWN) ,  CHO Yu-Hsien (National Taiwan Univ. Sci. and Technol., Taipei, TWN) ,  CHIU Chin-Te (National Taiwan Univ. Sci. and Technol., Taipei, TWN)
資料名： Tribology Transactions  (Tribology Transactions)
巻： 55  号： 2  ページ： 175-184  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： D0522A  ISSN： 1040-2004  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 極圧添加剤の摩耗モードにたいする影響を解明するために,異なる基油,極圧添加剤濃度(0.5~5重量%)及び荷重条件の極圧性能にたいする影響を系統的に調べた。摩耗試験は,4球滑り摩擦による摩耗試験機で行った。供試球は直径12.7mmのAISI52100焼入鋼で,表面粗さは0.03μm,硬度はHRC63で,表面マルテンサイトマトリックスにFe₃C粒子の分布がある。基油には,パラフィン油(MN)及び市販合成油(ポリアルファオレフィン,PAO)を用いた。添加剤はVanderbilt MOLYVAN L(VML)及びElco 654(E654)である。試験は,ASTM D-2783によって行い,最低で3回反復した。滑り接触面の摩擦力及び油槽温度を監視し,磨耗痕をSEM,EDX及びEPMAで分析した。添加剤含有油では,接触面に飽和層が形成され,添加濃度の変化によりバルク濃度及び飽和層の厚さは変化するが,飽和層内の濃度は変化しなかった。添加剤は支持面積を増加し,接触応力を低減し,接触面の荷重条件を改良する。過酷な条件における添加剤の作用によるトライボロジー膜の形成は金属間の接触を防ぎ,凝着摩耗を低減する。

シソーラス用語： *基油 ,  *極圧添加剤 ,  特性 ,  *摩耗特性 ,  飽和 ,  膜 ,  吸着 ,  摩耗試験 ,  濃度依存性 ,  条件 ,  滑り摩耗 ,  痕跡 ,  走査電子顕微鏡 ,  エネルギー分散蛍光X線分析 ,  電子プローブX線分析 ,  摩擦係数 ,  ASTM規格 ,  高炭素合金鋼 ,  焼入鋼 ,  油 ,  ポリオレフィン ,  油膜厚さ ,  セメンタイト
準シソーラス用語： AISI52100 ,  SEM【顕微鏡】 ,  *トライボロジー特性 ,  パラフィン油 ,  ポリアルファオレフィン ,  *荷重条件 ,  吸着能 ,  *摩耗痕 ,  油膜

分類 (1件)： 石油添加剤とその影響  (YF02030I)

タイトルに関連する用語 (3件)： 基油 ,  極圧添加剤 ,  トライボロジー