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J-GLOBAL ID:201202272443676136   整理番号:12A0263271

サリノマイシンはG2停止の阻止を通してアポトーシスを増加することにより抗分裂性薬処置の癌細胞を感受性にする

Salinomycin sensitizes antimitotic drugs-treated cancer cells by increasing apoptosis via the prevention of G2 arrest
著者 (5件):
資料名:
巻: 418  号:ページ: 98-103  発行年: 2012年02月03日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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今回著者らは,サリノマイシン(Sal)が癌細胞を抗分裂薬に対して感受性にできるかどうかを調べた。著者らは,Salがパクリタキセル(PAC),ドセタキセル(DOC),ビンブラスチン(VIN)又はコルヒチン(COL)処置癌細胞株を感受性にすることを示し,Salが如何なる形の微小管標的化薬物に対しても細胞を感受性にできる能力をもつことを示唆した。抗分裂薬に対する感受性化は非常に低濃度のSalで達せられ,ヒト癌患者治療に関連したSal毒性を最小化できる可能性を示唆した。Salによる感受性化はアポトーシスを増加し,これはC-PARP産生により観察される。SalはG2停止を防止することにより抗分裂薬に対する癌細胞を感受性とし,Salが分裂カタストロフィーの誘導に寄与することを示唆した。Salは,PAC,DOC及びVIN処置細胞においてサイクリンD1値を一般的に減少した。更にSal処置は,抗分裂薬処置細胞においてpH2AX値を増加し,p21値を減少した。これらの観察は,DNA損傷化合物,照射線及び微小管標的化薬物に対するSal感受性化の基礎となる機構が同様であることを示唆する。著者らのデータは,Salが保持されたSal感受性化機構を通してG2停止の防止によりアポトーシスを増加させて,癌細胞を抗分裂薬に感受性とすることを示した。これらの結果は,抗分裂薬で治療される癌患者に対するSal基盤の化学療法の開発に寄与するであろう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  細胞生理一般 
物質索引 (8件):
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