抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
飯塚市は,福岡県のほぼ中央に位置し,人口約13万人,面積214km2でJR筑豊本線が南北に走り,3本の国道が市街地で交差する交通の要衝地である。かつては筑豊炭田の中心地として隆盛を極めた都市であり,特に,中心市街地には約50の医療機関が立地しており,街なかの居住環境の充実に大きく貢献している。しかし,人口減少,中心市街地に立地していた県立高校や大規模小売店舗の近郊への移転,西鉄飯塚バスセンター上層階の商業ゾーン閉鎖,中心商店街内の百貨店倒産,大水害や商店街火災などにより,街なかが空洞化し経済活力が低下している。すなわち中心市街地の活性化が飯塚市の基本計画における重要課題となっていた。そこで,中心市街地に約50の医療機関が立地している特性を活かした「健康・医療・福祉政策と連携したまちづくり」の計画,すなわち中心市街地を健康を実感できる場所とする「健幸都市」の実現を将来像に描いた。はからずも,この基本計画の策定により,民間事業者の主体的な動きに繋げていくことができるようになったことを伝えたい。