抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アメリカ南東部4州にある精油所からの石油製品を輸送するパイプラインは,5600Km以上に及ぶ。これには陰極防食システムの中継局を含む3200Kmの伝送経路が含まれている。天然ガス,ジェット燃料,ガソリン,灯油およびジーゼル油などの可燃石油製品を長距離にわたり安全に輸送するための規則に基づいて,パイプラインには陰極防食システムが設置されている。陰極防食システムの整流器に不具合が生じた時に,従来は検査官のマニュアルに従い検査をし,腐食技術者が現地に派遣されて調整・修理を行ってきた。整流器をエレクトロニクス機器を用いて遠隔操作することにより検査官の移動時間の短縮および陰極防食システムのより正確なデータが迅速に得られるなど有利である。モニタリング機器製造業者と共同でハードウエアの選択およびソフトウエアの性能を最大限活用することによって,整流器のメンテナンスが容易になり,パイプライン区間の調査も軽減できる。アメリカ南東部地域における陰極防食システムの遠隔操作経験を紹介した。