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J-GLOBAL ID：201202272638183312   整理番号：12A1714192

プログラム可能なDNA折り紙の足場により示されたモーター蛋白質集合体における綱引き

Tug-of-War in Motor Protein Ensembles Revealed with a Programmable DNA Origami Scaffold

著者 (10件)： DERR N.D. (Harvard Medical School, MA, USA) ,  DERR N.D. (Dana-Farber Cancer Inst., MA, USA) ,  GOODMAN B.S. (Harvard Medical School, MA, USA) ,  JUNGMANN R. (Harvard Medical School, MA, USA) ,  JUNGMANN R. (Harvard Univ., MA, USA) ,  LESCHZINER A.E. (Harvard Univ., MA, USA) ,  SHIH W.M. (Harvard Medical School, MA, USA) ,  SHIH W.M. (Dana-Farber Cancer Inst., MA, USA) ,  SHIH W.M. (Harvard Univ., MA, USA) ,  RECK-PETERSON S.L. (Harvard Medical School, MA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 338  号： 6107  ページ： 662-665  発行年： 2012年11月02日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真核細胞において,ダイニンとキネシン1は,多種多様なカーゴを輸送する微小管ベースのモーターである。ダイニンとキネシン1は極性が異なるため,これらが集合した多くのカーゴは双方向の運動を示すが,最終的には空間的,時間的に正確に仕分けられる。このモーターによる動きを調整するメカニズムを検討するために,DNA折り紙を用いてプログラム可能な合成カーゴを作製した。DNA折り紙はあたかも車体(シャシ)として,種々のモーターを付着させることができ,モーターのタイプ,数,間隔,方向付けの調節を可能にする。1から7つのダイニンやキネシン1を付着させたときのシャシの動きを評価した。その結果,モーターが同じ極性の場合,モーター数による方向性を示す速度への影響は小さかったが,反対の極性の場合は,綱引き状態になり綱が停止し,一方のモーター種を解放すると綱が動き出した。

シソーラス用語： 真核細胞 ,  *ダイニン ,  *ATPアーゼ ,  微小管関連タンパク質 ,  微小管 ,  タンパク質 ,  ナノテクノロジー ,  DNA【核酸】 ,  極性 ,  *細胞内輸送 ,  モータータンパク質
準シソーラス用語： DNA折り紙 ,  カーゴ ,  *キネシン1

分類 (4件)： 生物科学研究法一般  (EA03010K) ,  核酸一般  (EB04010U) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (4件)： DNA折り紙 ,  足場 ,  モーター蛋白質 ,  集合体