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J-GLOBAL ID:201202272792503885   整理番号:12A1104763

血管グラフトの内皮細胞増殖改善を目的とした血管内皮細胞増殖因子(VEGF)のムール貝状固定

Mussel-Inspired Immobilization of Vascular Endothelial Growth Factor (VEGF) for Enhanced Endothelialization of Vascular Grafts
著者 (7件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 2020-2028  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: W1325A  ISSN: 1525-7797  CODEN: BOMAF6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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多くの高分子人工血管材料は,健康な内皮を作れないために小直径管(5mm以内)に置換するのは困難である。本研究で内皮細胞増殖促進を目的とした血管グラフトの表面特性を変更する多能材料として,高分子材料表面に増力因子をポリドーパミンとともに固定化することを発表する。ポリドーパミンを生体適合性ポリ(Lラクチド-co-カプロラクトン)(PLCL)エラストマー表面に堆積し,次に血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を浸して固定する。表面特性と組成は走査型電子顕微鏡,原子間力顕微鏡,X線光電子分光分析で調査した。ポリドーパミン体積PLCL膜上のVEGF固定は効率的であり(DPv20とDPv200に対しそれぞれ19.8±0.4と197.4±19.7ng/cm2),固定化VEGFのビオチン標識により,VEGF溶液濃度の上昇で蛍光強度が上昇することが明らかになった。HUVECs接着におけるVEGFの効果は殆ど無く,ポリドーパミン層によって覆われ,また細胞接着を促進している。しかし,VEGF固定基質によりin vitro培養で7日間以上のHUVECs増殖を促進し細胞移動を増加した。さらに固定化VEGFはCD31マーカーの強い発現を伴い強い細胞間相互作用をもたらした。同じ手法は塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF)にも効果があり,その結果増殖因子の二次結合にたいするポリドーパミン層が,血管グラフト材料に簡単で新規な修飾手法として信頼できることを示した。
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分類 (2件):
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医用素材  ,  生体代行装置 

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