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J-GLOBAL ID：201202273255144719   整理番号：12A0372764

L-システインによる羊毛の官能化:過程の特性化と抗微生物活性及び細胞毒性の評価

Functionalization of Wool with L-Cysteine: Process Characterization and Assessment of Antimicrobial Activity and Cytotoxicity

著者 (3件)： GOUVEIA Isabel C. (Univ. Beira Interior, Covilha, PRT) ,  SA Daniela (Univ. Beira Interior, Covilha, PRT) ,  HENRIQUES Mariana (Univ. Minho, Braga, PRT)
資料名： Journal of Applied Polymer Science  (Journal of Applied Polymer Science)
巻： 124  号： 2  ページ： 1352-1358  発行年： 2012年04月15日 
JST資料番号： C0467A  ISSN： 0021-8995  CODEN： JAPNAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 種々の生物中に存在する天然の防御的チオール化アミノ酸であるL-システイン(L-Cys)を用いて,新しい抗微生物羊毛ベース繊維の生成を検討した。羊毛繊維をpH4.8の酢酸緩衝液25mM中60°Cで50分L-Cysによりインキュベートし,穏やかな攪伴のもとで良好な吸収速度を与えた。L-Cysの最小発育阻止濃度を評価し,黄色ぶどう球菌及び肺炎かん菌に対して6.0×10^-3~4.8×10^-2g/mLの範囲で良好な抗微生物活性を示した。さらに官能化羊毛の抗微生物活性はいずれの細菌に対しても繊維重量当たり1%のL-Cys濃度で細菌成長の良好な阻止を示した。殺生物剤機構は羊毛繊維へのスルフヒドリル基の増加に関連している。この新しい方法は容易で,非毒性であり,羊毛の品質を保持しており,抗微生物アミノ酸を使用し,健康管理の広い適用範囲で医用繊維の設計に新しい道を開く生体を模倣した方法である。

シソーラス用語： *羊毛 ,  *含硫アミノ酸 ,  *官能化 ,  *抗微生物作用 ,  *細胞毒性 ,  最小発育阻止濃度 ,  黄色ぶどう球菌 ,  肺炎桿菌 ,  毒物 ,  メルカプト基 ,  表面構造 ,  脂肪族アミン ,  チオール ,  脂肪族カルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： スルフヒドリル基 ,  抗微生物活性 ,  殺生物剤 ,  表面モルフォロジー

分類 (1件)： 材料学  (YM02040O)

物質索引 (1件)： L-システイン

タイトルに関連する用語 (8件)： L-システイン ,  羊毛 ,  官能化 ,  過程 ,  特性化 ,  抗微生物活性 ,  細胞毒性 ,  評価