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J-GLOBAL ID:201202273341278353   整理番号:12A0604241

妊娠中の母親の喫煙が新生児血清葉酸濃度に与える影響

Influence of maternal cigarette smoking during pregnancy on neonatal serum folate levels
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 385-387  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0778B  ISSN: 1436-6207  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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葉酸はDNAのデノボ合成に必須の微量栄養素である。本研究の目的は喫煙及び非喫煙母親の新生児の血清葉酸濃度を比較することであった。妊娠37週以上で母親の同意が得られた乳児について調べた。被験者は母親の喫煙習慣に基づいて2群に分けた。血液試料を出生時(臍帯から)と出産1か月後に採取し,化学蛍光法により血清葉酸濃度を定量した。同意が得られた被験者140人のうち108人(77%)が出産1カ月後に新生児を連れて来た。このうち非喫煙者は68人,喫煙者は40人であった。喫煙母親の乳児は非喫煙母の乳児に比べて出産時(17.2±5vs.24.3±4.9;p<0.01)も生後1カ月(11±4.1vs.17.5±4.3;p<0.01)も血清葉酸濃度が有意に低かった。著者らの研究は喫煙により新生児の血清葉酸濃度が有意に低下するという結果を初めて示した。これらの結果から,妊娠期に喫煙している母親には妊娠初期だけではなく妊娠中ずっと葉酸補足をすることが必要であることが示唆された。同じような補足が喫煙をする母親の乳児にも必要であると考える。Copyright 2011 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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