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J-GLOBAL ID：201202273489315010   整理番号：12A0259536

細胞内酸化還元環境の変化およびアポトーシス誘導によるMHCクラスI二量体形成

MHC class I dimer formation by alteration of the cellular redox environment and induction of apoptosis

著者 (7件)： MAKHADIYEVA Dinara (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  LAM Lorraine (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  MOATARI Mohammad (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  VALLANCE Jasmine (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  ZHENG Ying (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  CAMPBELL Elaine C. (Univ. St Andrews, Fife, GBR) ,  POWIS Simon J. (Univ. St Andrews, Fife, GBR)
資料名： Immunology  (Immunology)
巻： 135  号： 2  ページ： 133-139  発行年： 2012年02月 
JST資料番号： H0768A  ISSN： 0019-2805  CODEN： IMMUAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化還元環境の変動により細胞内で類似したMHCクラスI二量体を形成するか否かについて検討した。HLA-B27発現Epstein-Barウイルス-形質転換B細胞株Jesthom,およびHLA-B27をトランスフェクトした白血病性T細胞株CEMを,強力なオキシダントであるジアミド,アポトーシス誘導およびグルタチオン枯渇剤の過酸化水素およびチメロサールで処理したところ,MHCクラスIの二量体が生成した。さらにモノクローナル抗体CH-11でCEM上のFasR/CD95を架橋することによりアポトーシスを誘導させると,やはりMHCクラスI二量体が誘導された。これらの構造体の細胞上での形成は,HLA-B27の細胞質側尾部ドメインにある325番目のシステインにより調節されている。MHCクラスI二量体の誘導には細胞の酸化還元環境が密接な調節要因となっており,これらの構造が免疫系により認識される新規構造をとらえることができる。

シソーラス用語： *アポトーシス ,  二量体 ,  HLA-B ,  腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  形質転換 ,  過酸化水素 ,  Fas抗原 ,  *抗原提示 ,  *MHCクラスI抗原 ,  二量化 ,  芳香族カルボン酸 ,  有機水銀化合物 ,  カルボン酸塩 ,  チオラート ,  B細胞
準シソーラス用語： Bリンパ球 ,  CEM細胞 ,  HLA-B27 ,  *MHCクラスI ,  酸化還元状態

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  生体防御と免疫系一般  (ED01010F)

物質索引 (2件)： ジアミド ,  チメロサール

タイトルに関連する用語 (5件)： 酸化 ,  還元環境 ,  アポトーシス誘導 ,  MHCクラスI ,  二量体