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J-GLOBAL ID:201202273565383861   整理番号:12A0604245

コムギにおける3種類のAPETALA1/FRUITFULL様遺伝子の多様性

Diversification of three APETALA1/FRUITFULL-like genes in wheat
著者 (4件):
資料名:
巻: 287  号:ページ: 283-294  発行年: 2012年04月 
JST資料番号: C0025C  ISSN: 1617-4615  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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イネ科ファミリー種のゲノムは,FUL系列に由来するAPETALA1/FRUITFULL(AP1/FUL)様遺伝子の3種類のパラログ(FUL1遺伝子,FUL2遺伝子およびFUL3遺伝子)を有している。本研究では,コムギのAP1/FUL様遺伝子,WFUL1(VRN1と同一遺伝子),WFUL2遺伝子およびWFUL3遺伝子の,栄養成長から生殖成長への遷移過程における異なる役割に焦点を合わせた。配列解析により,3種類のWFUL遺伝子の間でC-ドメインのアミノ酸配列において高レベルの変動性があることが示された。ハルコムギの品種のChinese Springを用いた発現解析により,WFUL1/VRN1遺伝子は相遷移直前の栄養期の非春化処置植物の葉と穂原基に発現されたが,WFUL2遺伝子とWFUL3遺伝子は葉には発現されなかった。この結果から,WFUL1/VRN1遺伝子は相遷移前に葉において異なる役割を演じていることが示された。若い穂では,WFUL1/VRN1遺伝子とWFUL3遺伝子は全ての成長中の花器官で発現されていたが,WFUL2遺伝子の発現は花器官の中の外花穎と内花頴に限定されていた。さらに,酵母ツーハイブリッドおよびスリーハイブリッド解析により,WFUL2はクラスBおよびクラスEタンパク質と相互作用するが,WFUL1/VRN1あるいはWFUL3は相互作用しないことが明らかになった。これらの結果から,コムギのWFUL2遺伝子は,花芽分裂組織と外部花器官(外花穎と内花頴)の同一性の特定において,クラスBおよびクラスE遺伝子との協力を介してクラスA機能を持つことが示唆された。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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植物の生化学 
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