文献
J-GLOBAL ID:201202274181051590   整理番号:12A0954461

インシュリンとトリヨードチロニンを含む培地中で培養した組織工学軟骨のためのBMP-2包埋アテロコラーゲン足場 ヒト軟骨細胞の3次元in vitro培養のための新しいプロトコール

BMP-2 Embedded Atelocollagen Scaffold for Tissue-Engineered Cartilage Cultured in the Medium Containing Insulin and Triiodothyronine-A New Protocol for Three-Dimensional In Vitro Culture of Human Chondrocytes
著者 (10件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 374-386  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: W2256A  ISSN: 1937-3384  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヒト軟骨細胞の3次元in vitro培養のための新しいプロトコールとしてインシュリンとトリヨードチロニン(T3)を含む全成長因子含有培地(MMM)中で培養するBMP-2包埋アテロコラーゲン足場を報告した。ヒト軟骨細胞の組織工学構築軟骨における基質合成と細胞生存率に大きさ効果が存在し,MMM群ではトルイジンブルーによるメタノクロマジー染色性を示したが,ペレットの大きさが大きくなると中央のネクローシスの危険性を示した。全ての成長因子をアテロコラーゲン中に含有した材料(AAA)ではアポトーシスが少ない傾向で,次いでMMM,対照の無成長因子培地(OOO)の順だった。AAAとMMM群で細胞数が多かった。細胞死亡率もアポトーシス解析と一致し,OOO群に比べてAAA,MMM群の結果がよく,AAAとMMM群間の有意差はなかった。3次元培養におけるグリコサミノグリカン産生に対してBMP-2とインシュリンが主な役割を示し,T3は基質形成に対して負に機能していた。成長因子の細胞毒性ではBMP-2は約10μg/mLまでの範囲で細胞生存率に影響せず,0-600μg/mLでのインシュリン濃度の増加につれて細胞生存率が少し増加したが,2μM以上のT3は細胞死亡率を増強した。BMP-2,インシュリンのアテロコラーゲン添加(AAO)群,AMO群,OMO群,MMO群,OMM群,AMM群の最適な6つの培養条件を挙げ,インシュリン存在下ではBMP-2はアテロコラーゲン内にあった方がよく,3つの成長因子の相乗的効果が最適な場所を与えることを示した。培地中へのインシュリン投与はアテロコラーゲン中のBMP-2の存在と良い組み合わせで,2週間後の週末以前にインシュリン投与すると軟骨細胞数が増加し,細胞死亡率も低下することを示した。これらの結果からインシュリンとT3ホルモンの供給を受けたBMP-2包埋アテロコラーゲン足場が軟骨形成組織工学の場として適していることを示唆した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
骨格系  ,  細胞・組織培養法 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (13件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る