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J-GLOBAL ID:201202274457178735   整理番号:12A0876046

コロンビア川上流底質の実験室毒性および底生無脊椎動物の野外コロニー形成:いくつかの証拠に基づいた有害作用に関する知見

Laboratory Toxicity and Benthic Invertebrate Field Colonization of Upper Columbia River Sediments: Finding Adverse Effects Using Multiple Lines of Evidence
著者 (8件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 54-68  発行年: 2012年07月 
JST資料番号: D0099B  ISSN: 0090-4341  CODEN: AECTCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ワシントン州北東部のコロンビア川上流(UCR)には,1930から1995年にかけて,ブリティッシュコロンビア州トレイルの大規模製錬施設から約1200万トンの精錬スラグとその排水が放出された。過去20年の調査から,このスラグベースの砂質底質中には,カドミウム,銅,亜鉛および鉛を含む有害濃度の重金属の存在が知られている。端脚類のHyalella azteca(28日)およびヌカカ科のChironomus dilutus(10日)を使って,UCR底質および指定標準底質を含む11試料の毒性試験を行った。底質中の金属濃度を,その潜在毒性について次の3アプローチ法でモデル化した:(1)総回収可能金属(TRMs)および同時抽出金属(SEMs)に基づいた蓋然的効果指数(PEQs),(2)酸-揮発性硫化物に対して補正したSEMs(AVS;即ち,ΣSEM-AVS),(3)有機炭素成分(foc)に対して正規化したΣSEM-AVS(即ち,ΣSEM-AVS/foc)。最も多く金属を含むUCR試料(ΣPEQTRM=132;ΣPEQSEM=54;ΣSEM-AVS=323;およびΣSEM-AVS/foc=64,600umol/g)は,風化したスラグ底質粒子が優位を占め,その結果として,端脚類の死亡率が80%,生物量の減少が94%で;加えて,ユスリカの成長を10%低下させた。有機炭素補正なしの従来のΣAVS-SEMが,UCR中の金属影響を推定する最も正確な方法であった。20%Resinex SIR-300金属-キレート樹脂による毒性スラグ底質の処理が,毒性を著しく低下させた。試料ΣSEM-AVS>244は,実験室試験では端脚類またはヌカカ科に対する毒性がなく,この値がUCRにおける影響の近似閾値と思われる。これらいくつかの証拠(分析化学,実験室毒性試験および実験地でのコロニー形成)から,UCRのスラグを多く含む底質由来の高い金属濃度が,在来底生無脊椎動物群集の成長および生存に悪影響を与えることがわかった。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC (outside the USA) Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
河川汚濁  ,  重金属とその化合物一般  ,  動物に対する影響 

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