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J-GLOBAL ID：201202274657742392   整理番号：12A0630762

安定同位体スイッチング(SIS) 土壌食物網中の炭素フローと有機物プール中の動力学を測定するため新しい安定同位体プロービング(SIP)法

Stable isotope switching (SIS): a new stable isotope probing (SIP) approach to determine carbon flow in the soil food web and dynamics in organic matter pools

著者 (5件)： MAXFIELD P. J. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  DILDAR N. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  HORNIBROOK E. R. C. (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  STOTT A. W. (CEH-Lancaster, Lancaster Environment Centre, Lancaster, GBR) ,  EVERSHED R. P. (Univ. Bristol, Bristol, GBR)
資料名： Rapid Communications in Mass Spectrometry  (Rapid Communications in Mass Spectrometry)
巻： 26  号： 8  ページ： 997-1004  発行年： 2012年04月 
JST資料番号： T0695A  ISSN： 0951-4198  CODEN： RCMSEF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2種類の安定同位体プロービング(SIP;短期瞬間標識追跡実験,長期連続標識法)を組み合わせてメチロトローフ炭素取込と土壌食物網中のCH₄由来炭素輸送及び分別を包括的に調べた。完全に標識化されたとき¹³CH₄が天然同位体存在比¹³C/¹²C含有CH₄に変換する新しい長期¹³C標識法を使用した。イングランド南西部のOdcombe埋立地の2地点で採取した土壌コア試料をフロースルー培養チェンバで最初の50dは¹³CH₄を1%含有するCH₄を連続的に流してインキュベートした。続いて天然同位体存在比¹³C/¹²C含有CH₄に変換してインキュベートした。0~154dインキュベートしたのち土壌試料を凍結乾燥,粉砕,抽出,誘導体化してGC-FID分析やGC-MS分析,ガスクロマトグラフィー-燃焼-同位体比質量分析などで分析した。リン脂質脂肪酸,全アミノ酸,全単糖類糖脂質,遊離脂肪酸,ホパノイド,ステロール,n-アルカン,n-アルカノールを測定し,測定データを線形及び非線形回帰分析で解析した。一次消費者(メチロトローフ)による炭素同化に続いて二次消費者(グラム陰性菌,グラム陽性菌)と三次消費者(真核生物)による同化が生じ,バルク土壌炭素の約50%が直接CH₄に由来することが分かった。取込¹³炭素標識の炭素ターンオーバー(安定同位体スイッチング;SIS)を連続監視することで炭素取込と炭素ターンオーバーに含まれる短期,中期及び長期過程が詳細に解明できた。

シソーラス用語： *炭素13 ,  *同位体存在比 ,  *土壌微生物 ,  食物連鎖 ,  メチロトローフ ,  グラム陰性菌 ,  グラム陽性菌 ,  真核生物 ,  炭酸同化 ,  標識法 ,  リン脂質 ,  アミノ酸 ,  糖脂質 ,  遊離脂肪酸 ,  脂質 ,  ステロール ,  *アルカン ,  脂肪族アルコール ,  ガスクロマトグラフィー ,  炎イオン化検出器 ,  *GC-MS分析
準シソーラス用語： GC-FID分析 ,  ホパノイド ,  食物網 ,  同位体比質量分析 ,  同位体標識

分類 (3件)： 土壌生物  (FB04050N) ,  同位体存在比,質量スペクトル  (BH02030R) ,  有機化合物の各種分析  (CC08034J)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (12件)： 安定同位体 ,  スイッチング ,  SIS ,  土壌 ,  食物網 ,  炭素 ,  フロー ,  有機物 ,  動力学 ,  安定同位体プロービング ,  SiP ,  法