抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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前川製作所は,近年,温暖化防止に対する責任を果たすべく,オゾン破壊係数(ODP)がゼロで,地球温暖化係数(GWP)も非常に低い5つの自然冷媒(アンモニア,CO
2,水,空気,炭化水素系各種冷媒)への取り組み「NATURAL FIVE」を推進し,これを用いた冷凍機,冷却設備など,環境改善製品の開発・製造に注力している。現在は,この技術を世界に広げることが大きなテーマとなっている。2010年11月,メキシコから吸着式冷凍機(30RT)3台を受注したのも,そんな姿勢の背景がある。受注した30RTは,ビスケット製造ラインの焼成器で発生する排熱を利用し,冷水を製造して工場空調を行うのに使用される。また,電力の8割を水力発電で賄うブラジルは,雨量が足りず大停電が起こることもある。電力の安定供給のためにも省エネが欠かせず,新技術の導入が推進されている。省エネビジネスの市場として,今後も順調な経済成長が見込めるブラジルは,大きな魅力を秘めている。官民一体の活動やJETROのバックアップなど,「オールジャパン」で臨めるような体制づくりに期待したい。