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J-GLOBAL ID：201202274758000990   整理番号：12A0724132

燃料電池応用のための多層スルホン化ポリスルホン/シリカ複合体膜

Multilayered sulphonated polysulfone/silica composite membranes for fuel cell applications

著者 (3件)： PADMAVATHI Rajangam (Dep. of Chemistry, Anna Univ., Sardar Patel Road, Chennai 600 025, Tamil Nadu, IND) ,  KARTHIKUMAR Rajendhiran (Dep. of Chemistry, Anna Univ., Sardar Patel Road, Chennai 600 025, Tamil Nadu, IND) ,  SANGEETHA Dharmalingam (Dep. of Chemistry, Anna Univ., Sardar Patel Road, Chennai 600 025, Tamil Nadu, IND)
資料名： Electrochimica Acta  (Electrochimica Acta)
巻： 71  ページ： 283-293  発行年： 2012年06月01日 
JST資料番号： B0535B  ISSN： 0013-4686  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： プロトン交換膜燃料電池(PEMFC)と直接メタノール燃料電池(DMFC)に使用される高分子電解質膜は低次元安定性に難点がある。そのため,このような性質を変えるためにスルホン化ポリスルホン(SPSu)とシリカ(SiO₂)を用いて多層膜を作製した。SPSuの二層間に(SiO₂)層の導入は,その次元安定性を高める多層複合膜を形成するが,従来のSPSu/SiO₂複合膜と比べて,そのプロトン伝導性はわずか低下させた。さらに,この新しく作製した多層膜では,高い水吸収性,低いメタノール浸透性および高難燃性も観察した。DMFC中2wt%のSiO₂を積載した多層膜は,86.25mWcm^-2の最大のパワー密度を示し,これは同じ単電池組立試験体中のNafion117膜(52.8mWcm^-2)で得たものより高かった。このように,次元的安定性の強化,低減されたメタノール浸透性と高い最大パワー密度によって,SPSu/SiO₂/SPSu多層膜は,Nafionと比べてDMFC適用において電解質膜としての使用に実用的で有望な候補となり得る。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *固体高分子形燃料電池 ,  *直接メタノール燃料電池 ,  *高分子膜 ,  *高分子電解質 ,  *安定性 ,  *複合膜 ,  *多層構造 ,  ポリスルホン ,  スルホン化 ,  高分子複合体 ,  プロトン伝導 ,  浸透率 ,  難燃性 ,  二酸化ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  *高分子電解質膜 ,  *高分子電解質膜燃料電池

分類 (3件)： 燃料電池  (YB04040V) ,  電気化学一般  (CB07010N) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (7件)： 燃料電池 ,  応用 ,  多層 ,  スルホン化 ,  ポリスルホン ,  シリカ ,  複合体膜