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J-GLOBAL ID：201202275581762700   整理番号：12A1744134

釧路湿原における環境の変化と温室効果気体の挙動

Environmental changes and greenhouse gasses in Kushiro Wetland

著者 (5件)： 清水日香里 (酪農学園大 環境システム) ,  清水日香里 (酪農学園大 大学院酪農学研究科) ,  吉田磨 (酪農学園大 環境システム) ,  吉田磨 (酪農学園大 大学院酪農学研究科) ,  吉田磨 (酪農学園大 農食環境学群)
資料名： 酪農学園大学紀要 自然科学編(Web)  (Journal of Rakuno Gakuen University. Natural Science (Web))
巻： 37  号： 1  ページ： 31-47 (WEB ONLY)  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： U0233A  ISSN： 2187-0500  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 釧路湿原は北海道東部,20万人都市の釧路市の背後にあり,日本最大の湿原である。近年,釧路湿原において環境に変化が急激に起き,農地の開発や河川改修工事などの人為的要因と,自然要因であるハンノキ林の繁茂による湿原面積の減少など,生態系の劣化あるいは消失が起きている。この中で湿原の自然を再生させようとする試みが行われている。本論文は,釧路湿原における環境の変化と温室効果気体の関係,釧路湿原における環境変化についての論文のレビューを行い,次の点を明らかにした。第1に,新たに観測した塘路湖や釧路川での温室気体濃度は,論文レビュー結果における釧路湿原での温室効果気体濃度よりも非常に低く,湿原においては湿地帯からの放出量が重要であることが判明した。第2に釧路湿原における環境の変化例えば湿原周辺部における樹林化は人為的要因による土砂の堆積や地下水位の低下による乾燥化,栄養塩の負荷等が影響し,希少種であるタンチョウやキタサンショウウオの生息場所が狭まっているなどの影響が出ている,などである。

シソーラス用語： *湿地 ,  *変化 ,  *変動 ,  温室効果 ,  温室効果ガス ,  水位低下 ,  生態系 ,  個体群 ,  生息場所
準シソーラス用語： *釧路湿原 ,  *環境変化 ,  地下水位低下 ,  地下水位変化 ,  希少種

分類 (1件)： 生態学一般  (EE01010I)

タイトルに関連する用語 (5件)： 釧路 ,  湿原 ,  環境 ,  温室効果気体 ,  挙動