抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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状態監視技術を如何に適用するかを理解するためには,状態監視を適用する機器を理解する必要がある。そのためには機器は如何に働き,故障するか,問題は如何に発見できるか知る必要がある。これらが得られないと状態監視の潜在的価値が見出せない。状態ベース保守は独立のソリューションでなく,統合された船舶保守プロセスの一環として捉えるべきである。多数の状態監視プログラムが存在する。通常タンカでは,状態監視を必要とする機器数は70-120基であり,貨物油ポンプ,スラスタ,主機械,発電機等が含まれる。携帯式計器は比較的故障率が低く,傾向を監視でき,年に複数回計測する機器に対しては非常に有用であるが,近づき難い個所,データ収集が危険な個所に対しては固定式計器が必要である。船速,負荷により運転状態が変化する重要な個所には,オンラインシステムは必要である。振動計測によるスペクトル解析は問題が何であるかを正確に示す非常に優れた方法である。SKF社は単純な応答だが,先端技術を用いた舶用状態監視キットをエンジニアに提供し,現場計測を可能にしている。