抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Znめっき鋼板の防食に関する基本特性とZn-6%Al-3%Mg合金めっき鋼板の高耐食性機構について説明した。Znめっき鋼板の耐食性は表面に形成される腐食生成物と密接な関係があり,水酸化亜鉛,塩基性塩化亜鉛,塩基性炭酸亜鉛などの絶縁性の腐食生成物は保護効果を有し,これらが形成されないような環境(pH,温度)では耐食性は低下する。Zn-6%Al-3%Mg合金めっきについて,めっき層のミクロ組織観察,SEM-EDXによる表面観察と組成分析,腐食生成物のX線回折,アノード-カソード分極曲線により耐食性向上の機構を調査した。添加されたAlおよびMgの作用により,表面に微細で緻密な亜鉛腐食生成物が安定に存在し,保護性に乏しいZnOの生成が抑制されている。