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J-GLOBAL ID：201202275937723551   整理番号：12A1029570

ペルム紀炭酸塩岩の鉛-鉛年代

著者 (2件)： 可児智美 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  福井真美子 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 24  ページ： 48-49  発行年： 2011年10月30日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮崎県高千穂上村に分布するペルム紀の付加体石灰岩は当時の海洋環境を推定するのに重要だが,年代測定可能な火山岩を含んでいないので,石灰岩の鉛-鉛年代測定を行なった。その結果,約252Maの値が得られたが,これはフズリナ化石による年代値と比較すると,前者は後者よりも800万年ほど若い結果となり,誤差範囲でほぼ一致する。しかし,本方法を顕生代の年代測定法として利用するには今後500万年以下の年代誤差を達成すべきである。

シソーラス用語： *ウラン-トリウム-鉛法年代測定 ,  二畳紀 ,  付加体 ,  *石灰岩 ,  大型有孔虫 ,  *宮崎県
準シソーラス用語： フズリナ

分類 (1件)： 年代測定  (DD01050W)

引用文献 (4件)：

• Gradstein, F.M., Ogg, J.G. and Smith, A.G., 2004, A Geologic Time Scale 2004.Cambridge University Press.
• Jahn B.-M.and Cuvellier H., 1994, Pb-Pb and U-Pb geochronology of carbonate rocks: an assessment. Chemical Geology, 115, pp.125-151.
• Moorbath, S. et al., 1987, First direct radiogenic dating of Archaean stromatolitic limestone. Nature, 326, pp. 865-867.
• Ota, A., and Isozaki, Y., 2006, Fusuline biotic turnover across the Guadalupian-Lopingian (Middle-Upper Permian) boundary in mid-oceanic carbonate buildups: Biostratigraphy of accreted limestone in Japan. Journal of Asian Earth Sciences, 26, pp.353-368.

タイトルに関連する用語 (3件)： ペルム紀 ,  炭酸塩岩 ,  鉛-鉛年代