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J-GLOBAL ID:201202275951877510   整理番号:12A0551232

出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeにおける微小管標的薬ペロルシドAの化学遺伝学的プロファイリング

Chemical genetic profiling of the microtubule-targeting agent peloruside A in budding yeast Saccharomyces cerevisiae
著者 (7件):
資料名:
巻: 497  号:ページ: 140-146  発行年: 2012年04月15日 
JST資料番号: E0701B  ISSN: 0378-1119  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ニュージーランド海産カイメン由来の微小管安定化剤ペロルシドAは,抗癌剤パクリタキセルのそれと似た機構で哺乳類の細胞分裂を阻害する。野生型出芽酵母Saccharomyces cerevisiae(半数体系統BY4741)はIC50が35μMのペロルシドAに対する増殖感受性を示した。感受性はmad2Δ(有糸分裂停止欠損2)欠失変異体で増した(IC50=19μM)。Mad2は,有糸分裂紡錘体集合に欠損のある細胞で分裂後期の開始を遅延させる紡錘体集合チェックポイント複合体の成分である。半数体mad2Δ細胞はペロルシドAに対するよりもパクリタキセルに対しずっと感受性ではなかった。これは恐らく,酵母チューブリンのペロルシド結合部位が,パクリタキセルが結合するタキソイド部位より哺乳類チューブリンに似るからである。酵母におけるペロルシドAの一次および二次標的についての情報を得るため,酵母のヘテロ接合およびホモ接合欠失変異体セットのマイクロアレイ分析を行った。ハプロ不全プロファイリング(HIP)により,確認できる的中を得られなかったが,ホモ接合プロファイリング(HOP)により,細胞でペロルシドAと相互作用することが確認できる12の遺伝子を得た。これらのうち5つ,RTS1,SAC1,MAD1,MAD2,そしてLSM1は特に重要であった。その既知の標的チューブリンに加えて,これらのマイクロアレイの「的中」に基づき,ペロルシドAは細胞周期,有糸分裂,RNAスプライシング,そして膜輸送に関与する他のタンパク質と遺伝学的に相互作用するようであった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  微生物生理一般 

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