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J-GLOBAL ID：201202276233292322   整理番号：12A0155328

災害リスク情報を活用した防災行動を実現するための情報利用環境の基礎的要件に関する研究

著者 (2件)： 臼田裕一郎 (防災科学技術研 防災システム研究セ) ,  長坂俊成 (防災科学技術研 防災システム研究セ)
資料名： 災害情報  (日本災害情報学会誌)
号： 8  ページ： 105-119  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： L7755A  ISSN： 1348-3609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハザードマップをはじめとするリスク情報の制作・提供が進んでいるが,行動に結びついていないのが現状である。ここでは,災害リスクの活用の観点から,災害リスク情報の相互運用性,行動判定基準の個別設定可能性,災害リスク情報の行動密着性の3つを,情報利用環境に必要な基礎的条件として,提案している。これを実証するために,防災行動を支援する情報システムとして地域要援護避難支援システムを開発し,実証実験を行った。この結果,提案している3つの要件が有効であったとしている。また地域災害救援NPO職員等に事後インタビューを行い,提案する3つの要件に賛同が得られたとしている。

シソーラス用語： *リスク ,  *情報 ,  *防災 ,  インタオペラビリティ ,  行動 ,  判定基準 ,  避難 ,  実証実験
準シソーラス用語： *リスク情報 ,  *災害リスク ,  相互運用性 ,  要援護避難支援システム

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (40件)：

• AJU自立の家(2009)GISを使った災害時要援護者避難支援システムのモデル整備事業報告書,p.133.
• 淺田純作・片田敏孝(2002)災害情報と被害軽減日本都市学会第49回大会報告要旨-都市と危機管理-,pp.42-43.
• 岩手県立大学総合政策学部牛山研究室・日本損害保険協会(2006)洪水ハザードマップと防災情報に関する調査報告書,p.43.
• 牛山素行・今村文彦・片田敏孝・吉田健一(2003)高度防災情報時代における豪雨災害時の住民行動-2002年7月台風6号豪雨災害を事例として-,水文・水資源学会誌,Vol.17,No.2, pp.150-158.
• 牛山素行・吉田亜里紗・國分和香那(2008)豪雨防災情報に対するインターネット利用者の認識,水工学論文集(CD-ROM)Vol.52, ROMBUNNO.75

タイトルに関連する用語 (8件)： 災害 ,  リスク情報 ,  活用 ,  防災 ,  行動 ,  利用環境 ,  基礎 ,  研究