抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天然有機物(NOM)特性の変化にかかわる実用的条件で,紫外線(UV)照射(低-ないし中-圧のUVランプによる)と遊離塩素(chroramine)の同時曝露の効果を,4つの水で調べた。変化は,比消毒副生物生成能(SDBPFP),比総有機ハロゲン生成能(STOXFP),示差UV吸収(ΔUVA),サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を用いてキャラクタリゼーションした。UV照射だけへの曝露と曝露なし試料についても結果を得た。観察されたすべてのUV照射したNOM水のSDBPFPsは,非照射試料のものより高かった。UV照射は,塩素化の結果,STOXFPs増加へ通じたが,クロラミン処理では変化なし,ないし極わずかの減少であった。UV照射だけが,4つのNOM水の正ΔUVAスペクトルに通じた。UVと塩素への同時曝露は,塩素曝露単独によるものより,より大きい負ΔUVAスペクトルを与えた。SECでの変化は,UV光照射だけでははっきりせず,同時曝露は,塩素のみへの曝露による小さい画分の存在量における検出可能な変化を,全くもたらさなかった。UV光酸化と光触媒酸化の両方が,その後の塩素消毒に向けてのNOMの反応性に影響するように見え,変化の大きさは,一般に,低圧ランプより中力ランプで大きい。特定の水源に対するUV殺菌技術の適用は,常に消毒副生物問題なしということではなく,UV光,塩素,NOMの相互作用を考慮する必要があることを,本結果は示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.