文献

J-GLOBAL ID：201202276438121261   整理番号：12A0526969

溶鋼反応型アルミナ付着防止材の開発

Development of Anti-alumina-clogging Refractories Characterized by Reaction with Molten Steel

著者 (3件)： 鈴木遼平 (品川リフラクトリーズ 技研) ,  LIN Wei (品川栄源連鋳耐火材料有限公司) ,  小形昌徳 (品川リフラクトリーズ 技研)
資料名： 品川技報  (Shinagawa Technical Report)
号： 55  ページ： 1-10  発行年： 2012年03月01日 
JST資料番号： F0303A  ISSN： 0288-5395  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミナ介在物の耐火物稼動面への付着力は耐火物と溶鋼との濡れ性に関係する。耐火物を溶鋼と濡れやすくすればアルミナの付着が低減できると考えられる。本研究では,アルミナ・シリカ質とスピネル質耐火物について溶鋼と濡れやすくしてアルミナ付着防止を検討した。アルミナ・シリカ質耐火物の場合,耐火物中のSiO₂成分と鋼中Mnとの反応により稼動面に溶鋼と濡れやすい液相を伴う反応層が形成した。スピネル質耐火物の場合,フラックスを添加することで溶鋼と濡れやすい液相を伴う組織が形成した。実機テストにおいて,溶鋼と濡れやすい耐火物は従来のカーボンフリー耐火物に比べて優れたアルミナ付着防止効果を示した。

シソーラス用語： *耐火物 ,  *浸漬ノズル ,  *溶鋼 ,  アルミナ ,  付着 ,  濡れ ,  スピネル耐火物 ,  二酸化ケイ素 ,  マンガン ,  反応生成物 ,  相組成 ,  実験 ,  反応性 ,  炭素鋼 ,  浸漬試験 ,  微細構造 ,  反応機構 ,  炭素 ,  ケイ素
準シソーラス用語： シリカ ,  スピネル質耐火物 ,  実機テスト ,  濡れ性 ,  微細組織

分類 (2件)： 耐火物  (YC04030N) ,  炉,製造装置  (WD01070L)

引用文献 (6件)：

• 1) S. Ogibayashi: Taikabutsu, 46 [4] 166-178 (1994).
• 2) K. Sasai, Y. Mizukami and H. Yamamura: Tetsu-to-Hagane, 79 [9] 1067-1074 (1993).
• 3) N. Tsukamoto, M. Takai, O. Nomura, M. Ogata, and W. Lin: Shinagawa Technical Report, 44 27-38 (2001).
• 4) A. Muan and E.F. Osborn: Phase Equilibria among Oxides in Steelmaking, Addison-Wesley Publishing, Massachusetts (1965) p127.
• 5) W. Schreyer and J.F. Schairer: J. Petrol., 2 [3] 324-406 (1961).

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶鋼 ,  アルミナ ,  付着防止 ,  開発