抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本パーカライジング(株)総合技術研究所で導入した走査型電気化学顕微鏡(SECM)の特徴と測定例を紹介した。SECM装置では,溶液にプローブ電極,参照電極及び対極を浸漬し,下方の試料近傍でプローブ電極を走査することにより測定を行う。測定溶液には,酸化または還元することでプローブ電流の担い手となるメディエータを添加する必要がある。SECMは電流値を検出することで,試料の電気化学的分布,例えば試料中の欠陥の検出や均一性を把握できる。測定例として,金属組織に対応したプローブ電流値が明瞭に得られたAl合金鋳物材(AC4C材)の測定結果を示した。光顕やEDSマッピングとの比較から,SECMの電流値分布がAl-Si相やAl相に対応することを確認できた。これらの電気化学反応について考察した。