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J-GLOBAL ID：201202276728024472   整理番号：12A0522295

溶接冶金シミュレーション・モデリングの最前線 マルチフェーズフィールド法による組織形成シミュレーション

著者 (2件)： 福元成雄 (新日鐵住金ステンレス) ,  野本祐春 (伊藤忠テクノソリューションズ)
資料名： 溶接学会誌  (Journal of the Japan Welding Society)
巻： 81  号： 2  ページ： 108-111  発行年： 2012年03月05日 
JST資料番号： G0090A  ISSN： 0021-4787  CODEN： YOGAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年における計算状態図(CALPHAD)の発展を背景にマルチフェーズフィールド法による実用合金の組織形成シミュレーションが可能になってきた。本稿では材料熱力学データベースと拡散データベースと連携させたマルチフェーズフィールド法の概要を紹介し,次に溶接冶金に関連する計算事例について述べた。フェーズフィールド法では例えば,系の領域において,液相はφ=0,固相はφ=1,界面領域は0<φ<1の分布が時間変化することで,凝固組織形成を表現する。SUS304の凝固組織形成や冷却および再熱時の組織変化挙動の解析事例を取りあげた。

シソーラス用語： 解法 ,  *数学モデル ,  シミュレーションモデル ,  凝固組織 ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *変化 ,  液相 ,  固相 ,  界面
準シソーラス用語： CALPHAD法 ,  SUS304 ,  *フェーズフィールド法 ,  *組織変化

分類 (2件)： 溶接部  (WC07100I) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (26件)：

• 1) R. Kobayashi: Modeling and Numerical Simulations of Dendritic Crystal Growth, Physica D, 63 (1993), 410-423.
• 2) A. A. Wheeler, W. J. Boettinger, G. B. McFadden: Phase-Field Model for Isothermal Phase Transitions in Binary Alloys, Phys. Rev. A, 45 (1992), 7424-7439.
• 3) A. Karma and W. J. Rappel: Quantitative Phase-Field Modeling of Dendrite Growth in Two and Three Dimensions, Phys. Rev. E, 57 (1998), 4323-4347.
• 4) S. G. Kim, W. T. Kim and T. Suzuki: Phase-Field Model for Binary Alloys, Phys. Rev. E, 60 (1999), 7186-7197.
• 5) I. Steinbach, F. Pezzola, B. Nestler, M. Seesselberg, R. Prieler and G. J. Schmitz: Phase Field Concept for Multiphase Systems, Physica D, 94 (1996), 135-147.

タイトルに関連する用語 (7件)： 溶接 ,  冶金 ,  シミュレーション ,  モデリング ,  マルチ ,  フェーズフィールド法 ,  組織形成