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J-GLOBAL ID：201202276854754567   整理番号：12A0425024

光バッファの一般的パッケット長分布によるブロッキング確率と遅延に関する近似

An Approximation for Blocking Probabilities and Delays of Optical Buffer With General Packet-Length Distributions

著者 (1件)： YASUJI Murakami (Osaka Elecro-Communications Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of Lightwave Technology  (Journal of Lightwave Technology)
巻： 30  号： 1-4  ページ： 54-60  発行年： 2012年01月01日 
JST資料番号： H0922A  ISSN： 0733-8724  CODEN： JLTEDG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光パケットがバッファされ光学的形態でルーティングされる全光パッケット交換は,電子的ルータにおける電子的ボトルネックや大電力消費の問題を解決するものとして期待されている。ここでは,光パケット到着プロセスがPoisson分布であり,パケット長分布が一般的な場合おける光バッファのブロッキング確率と遅延に対する近似を提示した。この近似の目的は,計算機シミュレーションや逐次計算なしで簡単に光バッファ設計を行うことにある。この近似では,ブロッキング確率の簡単な形式を与える擬似負荷を定義し,M/G/1システムにおける負荷の代わりに用いた。これにより,待ち時間が十分に長くかつトラヒック負荷が大きい場合に保持される,一般的なパケット長分布に対する待ち時間の累積分布関数に関する近似を得た。近似とシミュレーション結果との間のブロッキング確率の差は,オファードロードが0.7の場合10%以下であった。負荷が小さい場合,近似の確度は良好ではないが,得られる値は常にシミュレーション結果よりも高いために,最悪ケースの検討には使用できる。この近似は,優先度待ち行列用のマルチクラスの光バッファの検討,および,波長分割多重(WDM)光パケットスイッチとスループット最大のネットワークの設計に適用できる。

シソーラス用語： バッファ方式 ,  遅延線 ,  光ファイバ ,  呼損率 ,  遅れ ,  近似式 ,  パケット ,  Poisson分布 ,  待ち時間 ,  分布関数 ,  *光通信 ,  ブロッキング ,  *交換網
準シソーラス用語： ネットワーク設計 ,  パケット長 ,  ブロッキング確率 ,  光パケット ,  光バッファ ,  光遅延線 ,  累積分布関数

分類 (2件)： 交換・交換機  (ND11020E) ,  光通信方式・機器  (ND10000B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 光バッファ ,  分布 ,  ブロッキング確率 ,  遅延 ,  近似