抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
まず,非線形制御の基礎概念として,非線形制御のモデルを状態,入力,ベクトル関数から成る微分方程式によって示した。次にLyapunov安定論に基づいた非線形システムの制御法,特に制御Lyapunov関数に基づくアプローチを紹介した。次に拘束条件を満たした上で評価関数を最小とする操作手法である最適制御のアプローチを紹介した。次にロバスト制御について,その目的をシステムの不確かさや外乱などが存在していてもシステムの安定性や制御性能の保持をすることであると説明した上で,手法として非線形H無限大制御や可変構造制御などがあることを紹介した。可変構造制御の一種であるスライディングモード制御については,その設計方法の詳細を説明し,説明の中でロバスト性が確保されることを示した。最後に,非線形制御の特徴として,取り扱い可能な対象が広いことを述べた。