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J-GLOBAL ID：201202277078978715   整理番号：12A1217143

Rap2Aは刷子縁形成へ腸管細胞極性を関連させる

Rap2A links intestinal cell polarity to brush border formation

著者 (7件)： GLOERICH Martijn (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  TEN KLOOSTER Jean Paul (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  VLIEM Marjolein J. (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  KOORMAN Thijs (Utrecht Univ., Utrecht, NLD) ,  ZWARTKRUIS Fried J. (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  CLEVERS Hans (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  BOS Johannes L. (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 14  号： 8  ページ： 793-801  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞極性は形成中と成熟組織恒常性における基本的過程である。Rap低分子量G蛋白質ファミリーは細胞接着の調節に関連する。今回,Rap2は腸管上皮細胞の分極に直接関わり,頂端刷子縁を形成することを報告した。Rap2Aは頂端上皮刷子縁形成に必要であった。キナーゼLKB1駆動の腸管細胞分極は,頂端膜でグアニンヌクレオチド交換因子PDZGEFの蓄積とRap2Aの活性化を示した。ホスファチジン酸は,PDZGEF輸送のきっかけを示し,このきっかけに頂端PtdIns(4,5)P₂の下流ホスホリパーゼD1が関与した。Rap2AはそのエフェクターTNIKを必要とし,刷子縁形成に介在した。Rap2AとTNIKはキナーゼMST4の頂端輸送とその結果のアクチン結合蛋白質エズリンのリン酸化により刷子縁形成を制御した。上皮細胞の分極は低分子量G蛋白質シグナル伝達モジュールを介し刷子縁形成に直接関わると結論した。

シソーラス用語： *GTP結合タンパク質 ,  *刷子縁 ,  上皮細胞 ,  極性 ,  分極 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  細胞膜 ,  情報伝達受容体 ,  ホスファチジン酸 ,  ホスファチジルイノシトールビスリン酸 ,  ホスホリパーゼD ,  タンパク質キナーゼ ,  アクチン結合タンパク質 ,  タンパク質 ,  リン酸化 ,  細胞情報伝達
準シソーラス用語： LKB1 ,  Rap蛋白質 ,  TNIK ,  エズリン ,  グアニンヌクレオチド交換因子 ,  ホスホリパーゼD1 ,  *細胞極性 ,  腸管細胞 ,  腸管上皮細胞 ,  頂端膜 ,  *Rap2A

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 刷子縁 ,  腸管 ,  細胞極性