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J-GLOBAL ID:201202277110169506   整理番号:12A1719002

キャリアとしてAg+-RTILを含有の担持イオン液体膜によるプロパン/プロピレン混合物の分離実験研究

Experimental study of the separation of propane/propylene mixtures by supported ionic liquid membranes containing Ag+-RTILs as carrier
著者 (4件):
資料名:
巻: 97  ページ: 83-89  発行年: 2012年09月03日 
JST資料番号: T0428B  ISSN: 1383-5866  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この20年間で,担持液膜(SLM)の使用は,ガス分離工程では魅力的な代替法として広く研究されてきた。本研究では,担持イオン液体膜を,キャリア溶液としてBMImBF4に溶解のAgBF4を用いて,プロパン/プロピレンガス混合物の分離に対し使用した。ガス透過実験は,膜間圧,掃引ガス流速および膜中の銀濃度のような種々の変数の影響を研究するため,種々の運転条件下,供給ガスとして純粋ガスを用いて,およびC3H8/C3H6ガス混合物50:50を用いて行った。その結果,類似の運転条件下,混合ガス実験のガス状成分の透過性は,純粋ガス実験におけるよりも,プロパンに対しては約6.1%より低い,そしてプロピレンに対しては15%より高いことが分かった。更に,プロパンの流束は掃引ガス流速の変化に殆ど影響されないが,プロピレンの流束は大きくなり,掃引ガス流速が上がるにつれて,漸近的に最高値に達する,ことが観察された。膜中の銀カチオンの濃度に関して,プロパンの流束にはそれは影響を与えないが,プロピレンの流束は,膜中の銀濃度が0から1Mに上がると直線的に大きくなった。高い透過性および選択性20までが得られることから,Ag+-SILMシステムは,C3H8/C3H6ガス混合物を分離するのに適している。プロピレンの多くの用途で使用されるに十分高いプロピレン純度を持つ透過流れを得ることは可能である,ことが分かった。最後に,このシステムの性能をより長時間で試験した。その結果,このイオン液体膜は安定であるように見えるが,プロピレン流束は,運転時間90分後に減少し始めることが観察された。これは,銀カチオンが金属銀に還元され始めるからである。この理由に対し,銀カチオンの還元を避けるため,あるいは少なくとも最小化するため,更なる研究が必要である。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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膜分離 

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