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J-GLOBAL ID:201202277216946617   整理番号:12A0423865

腫瘍関連ムチンMUC1の免疫認識は完全合成された異常グリコシル化MUC1三部分ワクチンにより達成される

Immune recognition of tumor-associated mucin MUC1 is achieved by a fully synthetic aberrantly glycosylated MUC1 tripartite vaccine
著者 (10件):
資料名:
巻: 109  号:ページ: 261-266  発行年: 2012年01月03日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ムチンMUC1は切断性O-結合糖で明らかな様に上皮性癌細胞により異常グリコシル化される。結果として生じた糖ペプチドエピトープは,細胞表面のMHC分子に結合してCTL認識に感受性となる一方で,腫瘍細胞表面上の異常グリコシル化MUC1蛋白質には抗体が結合してADCCを仲介する。非グルコシル化MUC1配列をワクチン接種に用いても,おそらく立体配座の相違のために癌発現MUC1に対するCTLやIgG抗体誘発は成功せず,その一方で密にグリコシル化されたMUC1ペプチドを用いた感作も,抗原加工の感受性が損なわれるために成功しない。本報告で腫瘍型MUC1に特異的なCTLやADCC仲介抗体を持続的に誘導し,乳癌マウスモデルで治療応答を生じる最小必要条件を同定した。ワクチンは免疫アジュバントPam3CysSK4,ペプチドThelperエピトープ,異常グリコシル化MUC1ペプチドからなった。これら3成分の共有結合が最大効能に必須だった。当該ワクチンはグリコシル化および非グリコシル化ペプチドの両者を認識するCTLを生産し,その一方で非グリコシル化ワクチンは非グリコシル化ペプチドしか認識しないCTLを与えた。またグリコシル化三部分ワクチンで誘発された抗体は,非グリコシル化対照と比較してより細胞溶解性だった。以上の結果は,グリコシル化三部分ワクチン感作がより優れた抗腫瘍作用を有することを示すと共に,腫瘍関連抗原に対する共有結合戦略が有効なことを示した。
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分類 (2件):
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  腫よう免疫 

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