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J-GLOBAL ID:201202277357572508   整理番号:12A0724284

有機りん酸殺虫剤への環境曝露:妊婦における内分泌かく乱と肝毒性の評価

Environmental exposure to organophosphate pesticides: Assessment of endocrine disruption and hepatotoxicity in pregnant women
著者 (6件):
資料名:
巻: 80  ページ: 280-287  発行年: 2012年06月01日 
JST資料番号: A0825B  ISSN: 0147-6513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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子宮内曝露は環境生体異物との接触の最初の場所であり母体-胎盤-胎児バランスに影響を及ぼす可能性がある。母体の病態生理学的変化が子宮内発育に影響を及ぼすことを考え,妊娠中の有機りん酸殺虫剤(OPs)への環境曝露が母体の内分泌かく乱及び肝機能のかく乱にどのように影響を与えうるかを調べるためにパイロット試験を行った。年6か月を通じてOPsが非常に散布されているRio Negro県の農村地域に住んでいる妊婦(n=97)について前向き研究を行った。血液試料を採取しOPs曝露の生物マーカー(コリンエステラーゼ及びβ-グルクロニダーゼ),コルチゾール(CT),プロゲステロン(PG)濃度及び血糖を測定した。アスパラギン酸塩アミノトランスフェラーゼ(AST)及びアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)を測定することで肝臓障害のパラメーターを分析した。またアルブミンを測定することで肝機能を分析した。前散布期(PreS)及び散布期(SP)の間に行ったバイオモニタリングから,血漿コリンエステラーゼ(PCh)及び赤血球コリンエステラーゼ(AChE)がSP中に高い有意性をもって(p<0.01)減少した事実で証明されるように試験した集団はOPsに曝露していることを示した。妊娠初期のCT値はPreSと比べSP期間に高い有意性をもって(p<0.01)増加した。PreS及びSPの双方でCT及びPGの参照範囲の上限を超える個体値を見出した。この知見はOPs曝露によって生じるホルモン代謝経路の変化に関係しているかも知れない。妊娠中期ではSPの期間にALT値及びAST/ALTの比が増加していたが,これは潜在性の肝毒性を示唆するものである。SP中血糖は変化しなかったがアルブミン血は増加した。新生児の身体測定パラメーター及び妊娠変化は一般集団の正常値の範囲内であったが,母体側のCTの増加は新生児のその後の人生の健康障害につながる可能性がある。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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人間に対する影響  ,  農薬 

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