文献
J-GLOBAL ID:201202277473527617   整理番号:12A0139314

肺癌細胞株におけるp53媒介性の細胞毒性増強のためのエトポシドとドセタキセルのリポソーム製剤

Liposomal formulations of Etoposide and Docetaxel for p53 mediated enhanced cytotoxicity in lung cancer cell lines
著者 (6件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 2492-2507  発行年: 2012年03月 
JST資料番号: C0964B  ISSN: 0142-9612  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,p53腫瘍抑制遺伝子の事前処理と同時投与後の非小細胞肺癌株におけるリポソーム性エトポシドとドセタキセルの細胞毒性における比較増強を開発し評価して,乾燥粉末吸引技術による最適化剤形の直接的肺ターゲッティングを評価することである。薬剤有りと無しの陽イオン性リポソームを調製し,H-1299(p53ヌル)とA-549(p53野生型)細胞株における細胞毒性研究実施のため,p53-リポプレックスを形成させた。最適化リポプレックスは200~350nmの平均サイズ,25~32mVのζ電位,16~24時間の持続的薬物放出を示した。開発したリポソームとリポプレックスは,有意な細胞内取込みを示し,p53-薬剤同時投与後13~28%,p53事前処理後で41~63%の細胞毒性増強を示した。アポトーシスとネクローシスの増加によるp53媒介性増強細胞毒性も,アネキシンIV-FITC測定を用いて確認した。アポトーシス増加は,p53機能の回復と抗アポトーシス性薬物耐性の低下,それによる細胞感作と細胞毒性に向けた相乗作用を発生させることを示唆した。上記で実施した研究はp53事前処理とその後のエトポシド/ドセタキセルリポソーム投与後の,p53-エトポシドまたはp53-ドセタキセルリポプレックス同時投与よりも有意な細胞化学療法感作を示した;ドセタキセルとH-1299細胞株でより有意であった。乾燥粉末吸引剤として開発したすべての剤形は,33~37%の微粒子割合のカスケードインパクタにおいて,in vitroで有意な肺沈着パターンを示した。研究は,肺癌,特に薬物耐性の場合の新規治療戦略をもたらす。さらに,肺への直接デリバリーは,標的特異性による疾患の完全寛解における重要な役割を提供するかもしれない。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  生物薬剤学(基礎)  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

前のページに戻る