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J-GLOBAL ID:201202277626983021   整理番号:12A0778292

AB5およびA2B7合金を使ったNi/MH蓄電池の電池バランスおよび自己放電に対するH2O2添加の影響

Effects of H2O2 addition to the cell balance and self-discharge of Ni/MH batteries with AB5 and A2B7 alloys
著者 (5件):
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巻: 37  号: 12  ページ: 9882-9891  発行年: 2012年06月 
JST資料番号: B0192B  ISSN: 0360-3199  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,AB5およびNd単独A2B7合金で作ったニッケル/金属水素化物蓄電池を,過酸化水素(H2O2)添加の有無の状態で比較した。AB5合金に対するNd単独A2B7合金の最大の利点は,カソード利用率が高いこと,初期内部抵抗が低いこと,60°C貯蔵後の抵抗増大が少ないこと,またサイクリング時の容量および抵抗劣化が高いことである。過酸化水素は酸化剤として使用し,電池を閉じる前に添加した。H2O2はカソードにおけるCo(OH)2およびアノードにおけるMH合金の両者を酸化できる。試験結果からAB5合金の場合,H2O2はCo(OH)2に比較してMH合金を優先的に酸化することが分った。この優先的な酸化はA2B7合金の場合には逆となり,この場合にはCo(OH)2がまず酸化された。両合金から作った電池において,H2O2の添加は,形成時の電池の噴出を防止し,カソードの利用を増大し,60°Cの電荷保持を向上し,また300サイクル後の中点電圧を増大した。さらにH2O2はまた,アノードにおける過剰放電リザーバを低減し,A2B7合金の容量低下を低減することによって,A2B7合金の場合の電池バランスを向上した。しかしAB5合金で作った電池にH2O2を添加することは,アノードにおける過剰放電リザーバを増大することによって電池バランスを悪化させた。2つの合金組成およびH2O2添加に対して相違のある電池バランスおよび損傷メカニズムを比較し,考察した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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二次電池 

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