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J-GLOBAL ID:201202277629821740   整理番号:12A0138571

p38マイトジェン活性化蛋白質キナーゼはヒトHL-60細胞で5-フェニルセレニル-および5-メチルセレニル-メチル-2′-デオキシウリジン誘導アポトーシスの重要なレギュレーターである

p38 mitogen-activated protein kinase is a key regulator of 5-phenylselenyl- and 5-methylselenyl-methyl-2′-deoxyuridine-induced apoptosis in human HL-60 cells
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資料名:
巻: 417  号:ページ: 237-244  発行年: 2012年01月06日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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2種類の新しい,修飾チミジンヌクレオシド,5-フェニルセレニル-メチル-2′-デオキシウリジン(PhSe-T)および5-メチルセレニル-メチル-2′-デオキシウリジン(MeSe-T)は,反応性酸素分子種(ROS)生成とDNA損傷を誘導し,これによりヒトHL-60細胞でカスパーゼが仲介するアポトーシスを誘導するが,カスパーゼ活性化およびアポトーシス細胞死を生じる機構は,不明のままである。このため,HL-60細胞で,ヌクレオシド誘導体が誘導するカスパーゼ活性化およびアポトーシスに関わる,シグナリング分子を検討した。PhSe-T/MeSe-T処理は,2種類のマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ(MAPKs),細胞外受容体キナーゼ(ERK)およびp38を活性化し,p38の2種類の下流標的,ATF-2とMAPKAPK2の燐酸化を誘導した。加えて,選択的p38阻害剤,SB203580は,PhSe-T/MeSe-T誘導アポトーシスおよびカスパーゼ-3,-9,-8と-2の活性化を抑制したが,jun N末端キナーゼ(JNK)阻害剤,SP600125とERK阻害剤,PD98059は,影響しなかった。SB203580およびROSスカベンジャー,タイロンは,DNA損傷マーカーである,PhSe-T/MeSe-T誘導ヒストンH2AX燐酸化を阻害した。更に,タイロンは,p38のPhSe-T/MeSe-T誘導燐酸化を阻害し,p38 MAPキナーゼ活性を増加し,PhSe-T/MeSe-T誘導p38活性化でのROSの役割を示した。これら結果は合わせて,PhSe-T/MeSe-T誘導アポトーシスがp38経路により仲介され,p38がHL-60細胞でROS生成とDNA損傷/カスパーゼ活性化の間のリンクとして作用することを示す。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞構成体一般  ,  生物学的機能 

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