抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核形成,脱核形成,Ostwald熟成(OR)およびナノ粒子(NP)凝集に対する速度論モデルを示し,物理化学的な観点から各過程の役割について論じた。これら四つの過程はそれぞれ平均粒子半径の時間発展に対し異なった時間依存性を予測した。さらに,各過程はある定常状態条件のもとでは異なった粒子サイズ分布を与える。最近の文献から得られるデータを利用して各モデルの適用性を調べた。特に,ビスマスNPの調整,銅インジウムスルフィドナノ結晶,および神経系疾患に関わる蛋白質の凝集を例にとって詳しく論じた。蛋白質凝集は反応律速コロイド凝集(RLCA)速度論に従うことがわかった。ナノ結晶の調整に関しては,初期過程は著者が提案した核形成成長に対する分散速度論モデルに従うが,後期においてはNPサイズ発展がORに従うことが明らかとなった。