抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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共通のブロックが両方のジブロック共重合体のマイナー構成要素として存在する,ポリ(ジメチルシロキサン)-b-ポリ{2,5-ビス[(4-メトキシフェニル)オキシカルボニル]スチレン}(PDMS-b-PMPCS,DMPCS)ロッド-コイルdiBCPとポリ(ジメチルシロキサン)-b-ポリ(メチルメタクリレート)(PDMS-b-PMMA,DMMA)コイル-コイルdiBCPからなるAB/ACジブロック共重合体(diBCP)ブレンド薄膜中に興味深い階層構造が発生した。マクロ相分離とミクロ相分離がバルクのDMPCS/DMMA BCPブレンドで起こることが,小角X線散乱(SAXS)結果によって確かめられた。さらに,DMPCS/DMMA BCPブレンドの薄膜でのマクロ相-およびミクロ相分離モルフォロジーは,3つの異なるブロックの間の異なる電子密度のために,透過型電子顕微鏡法実験によって直接観察された。その両方が六角形充填シリンダー(HEX)(DMPCSHEX/DMMAHEX)を持つDMPCSとDMMAのブレンドでは,1つのdiBCPを75重量%含むとき,薄膜中で,マクロドメインに秩序化ナノ構造をともなった亜秩序化マクロ相分離構造が発達した。マクロ相マトリックスが,薄膜中で,垂直配向シリンダーのナノ構造を持つコイル-コイルDMMAHEX diBCPである時,マクロ相分離されたサブマイクロ構造はより秩序化されるようになり,そして,マクロドメインの界面はより滑らかになった。PDMSの類似した体積分率を持つラメラDMPCSとHEX構造DMMAのブレンド(DMPCSLAM/DMMAHEX)(ブレンド中に75重量%のラメラDMPCSがある)では,ハンバーガー様構造が薄膜のDMPCSLAMマクロマトリックスで形成された。またそれはラメラDMPCSにおけるセグメント長さスケールでのDMMAの溶解性によるものと考えられた。ブレンドのラメラDMPCSの重量分率が25%であるとき,2,3層の短いDMPCSラメラがHEX構造DMMAマクロマトリックス中に一様に分散していた。