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J-GLOBAL ID：201202277791974088   整理番号：12A0223107

油加熱処理によるPinus radiata D.Don木材の化学的,色彩的,寸法安定性および真菌耐性の変化

Changes in chemistry, color, dimensional stability and fungal resistance of Pinus radiata D. Don wood with oil heat-treatment

著者 (3件)： DUBEY Manoj Kumar (Univ. Canterbury, Christchurch, NZL) ,  PANG Shusheng (Univ. Canterbury, Christchurch, NZL) ,  WALKER John (Univ. Canterbury, Christchurch, NZL)
資料名： Holzforschung  (Holzforschung)
巻： 66  号： 1  ページ： 49-57  発行年： 2012年 
JST資料番号： C0119A  ISSN： 0018-3830  CODEN： HOLZAZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラジアータマツを亜麻仁オイルバスで様々な温度と時間に渡って熱処理した。湿式化学分析およびFTIR分析で,木材の加熱処理によりヘミセルロースの分解(最大70%)が起きたことを確認した。処理木材は吸湿性が無く,より寸法的に安定であった。処理木材の抗膨潤効率(ASE)は処理温度と時間に依存して31%~60%の範囲であることが分かった。接線方向のASEは半径方向よりも大きかった;しかし,2つの方向間の相違はより高温の処理により減少した。処理木材の褐色腐朽菌Oilgoporus placentaに対する抵抗性も程よく最大30%(210°C)まで改善した。ヘミセルロースの分解は処理木材の寸法安定性と真菌耐性の改善に非常に寄与した。処理試料の色彩は,パッチなしで均質的により暗くなった。ラジアータマツ木材の油加熱処理はその寸法安定性とその色品質を改善する効率的な方法になりうると考えられた。

シソーラス用語： *木材性質 ,  ラジアータマツ ,  木材加工 ,  処理木材 ,  *温熱処理 ,  亜麻仁油 ,  化学分析 ,  赤外吸収スペクトル ,  浸漬 ,  ヘミセルロース ,  熱分解 ,  吸湿性 ,  *寸法安定性 ,  膨潤 ,  木材腐朽菌 ,  *抗真菌作用 ,  分光光度計 ,  色相 ,  *マツ材
準シソーラス用語： FTIRスペクトル ,  褐色腐朽菌 ,  色彩 ,  膨潤度 ,  Oligoporus placenta

分類 (1件)： 改良木材  (FF05033J)

タイトルに関連する用語 (9件)： 油 ,  加熱処理 ,  Pinus ,  DON ,  木材 ,  化学 ,  色彩 ,  寸法安定性 ,  菌耐性