文献

J-GLOBAL ID：201202278227806236   整理番号：12A0813842

φRSM線状ファージ感染による植物病原体Ralstonia solanacearumの毒性の喪失

Loss of Virulence of the Phytopathogen Ralstonia solanacearum Through Infection by φRSM Filamentous Phages

著者 (5件)： ADDY Hardian S. (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  ASKORA Ahmed (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  KAWASAKI Takeru (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  FUJIE Makoto (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN) ,  YAMADA Takashi (Hiroshima Univ., Higashi-Hiroshima, JPN)
資料名： Phytopathology  (Phytopathology)
巻： 102  号： 5  ページ： 469-477  発行年： 2012年05月 
JST資料番号： B0404B  ISSN： 0031-949X  CODEN： PHYTAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 毒性喪失を生じるファージ感染Ralstonia solanacearum細胞の変化を詳細に調査した。ファージ感染細菌から染色体DNA及びRNAを単離した。ORF15を欠失するφRSM3突然変異体を構築した。φRSM3感染細胞のphcA及びphcBの有意な低発現レベルは機能的PhcAの毒性遺伝子の活性化能が十分ではないことを示唆する。異なるR.solanacearumのφRSM3感染細胞を注入したトマトは枯れ現象を示さなかった。推定リプレッサー・タンパク質の遺伝子(φRSM3コードorfI5)が崩壊すると毒性が回復した。phcAの発現レベルのみならずφRSM3-ΔORFI5感染細胞の他のウイルス関連遺伝子は野生型細胞のものに匹敵したが,これはφRSM3のorfI5がphcAを抑制し,結果的に毒性喪失を生じたことを示唆する。

シソーラス用語： *Ralstonia ,  バクテリオファージ ,  *バクテリオファージ感染 ,  病原性 ,  細胞 ,  毒性
準シソーラス用語： *Ralstonia solanacearum ,  ウイルス感染細胞

分類 (3件)： 野菜  (FC03043X) ,  細菌による植物病害  (FC04053P) ,  ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： ファージ感染 ,  植物 ,  病原体 ,  Ralstonia ,  毒性