抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
40億人に達する年間所得3000ドル以下の低所得層(BOP)を将来の成長市場として開拓する動きが活発化している。戦前から事業の海外展開を積極的に進めてきた味の素が,次のターゲットとしてBOP市場への参入を試みている。本文では,広範なコラボレーションを通してBOP市場への参入を試みる味の素の取組みを事例にBOP市場への参入の在り方を考察した。先ず,BOP市場の勃興について概観した後,味の素の事業展開の特徴を示した。また,ガーナプロジェクトに関し,ターゲットの選定-強みの活用,プロジェクトの方向修正-新たなネットワークの構築,新製品の開発-現地ニーズとの適合,流通網の構築-国際NGOとの連携,啓発活動(栄養教育)-現地の社会セクターとの連携,生産体制の構築-現地の食品メーカーとの連携について述べるとともに,BOPビジネスと社会課題の解決にも言及した。