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J-GLOBAL ID:201202278874378327   整理番号:12A1095994

ホスホリパーゼC-δ1はインターロイキン-1βおよび腫瘍壊死因子-α mRNA発現を調節する

Phospholipase C-δ1 regulates interleukin-1β and tumor necrosis factor-α mRNA expression
著者 (4件):
資料名:
巻: 318  号: 16  ページ: 1987-1993  発行年: 2012年10月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ホスホリパーゼC-δ1(PLCδ1)はCa2+により調整され広く発現される高活性のPLCイソ型であり,受容体シグナリングの下流で動作し,サイトカイン産生調節に関与する。本論文では,PLCδ1が,ラットC6グリオーマ細胞において,炎症性サイトカインであるインターロイキン-1β(IL-1β),腫瘍壊死因子-α(TNF-α)およびインターロイキン-6の発現を調整するかどうかを調べた。PLCδ1発現は特異的に低分子干渉RNA(siRNA)により抑制され,サイトカインmRNA発現に及ぼすその効果はToll様受容体(TLR)アゴニストであるリポ多糖(LPS)によって刺激を受けることを実証した。実時間ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)の結果から,PLCδ1ノックダウンはIL-1βと腫瘍壊死因子-α(TNF-α)のmRNA発現をLPS刺激4時間後にsiRNA処理対照に比較し,少なくとも100倍強めることを示した。PLCδ1ノックダウンはまた,siRNA処理対照に比較して,LPS刺激4時間に持続的なNfκb高レベルをもたらした。PLCδ1ノックダウンはまたLPS刺激の30分後におけるc-Junの核内レベルの向上に関与したが,正常状態ではサイトカイン遺伝子発現のTLR活性化に関連するLPS刺激性p38またはp42/44 MARKリン酸化に影響しなかった;むしろLPS刺激無しの条件下で,細胞内蛋白質のプロテインキナーゼC(PKC)リン酸化促進が認められた。PKC阻害剤であるビスインドリルマレイミドII(BIM)はリン酸化を逆方向に向け,核内c-Junレベル向上を妨げ,PLCδ1ノックダウンに誘導されたIL-1βとTNF-βのmRNAのLPS誘導性増大を阻害した。これらの結果は,PLCδ1の欠失がPKC/c-Junシグナリングを強め,TLR刺激性p38MARK/Nfκb経路と協調して炎症性サイトカイン遺伝子転写を上方調整する。これらの発見はPLCδ1がPCK活性の抑制因子であると言う考えと合致する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般  ,  酵素一般 
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