抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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湊町新潟の再生について述べた。旧新潟市の中心部は,信濃川を挟む2つの湊町が母体である。新潟町は,明暦元年(1655年)に現位置に移転したとされ,グリッドパターンの街路網と掘削等極めて合理的な都市計画によるニュータウンである「町」空間が卓越し,「近世都市の到達点」と言われる。1955年(昭和30年)の新潟大火では,市中心部の一部を消失した。復興には区画整理事業が実施され,掘割の埋め立ても行われた。国体が開催された1964年までに掘割は姿を消した。高度成長期から進んだ市街地拡大は,近年,新規開発が抑制され,景観面での取組も進む。市中心部には歴史的建築が多数残り,明暦からの都市構造も基本的に変わらず,掘割再生運動も起きている。新潟は今,湊町として再生に舵を切った。