抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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科学技術コミュニケーションとは,「科学技術の専門的で難しい話を,わかりやすく,しかし正確さを損なわずに,話したり書いたりすることによって人々に伝えること」とされる。その前提条件として,その話が「伝えたいこと」なのか,「伝えるべき状態」にあるか,「要求されていること」なのかがある。そのためには,話の「内容」が整い,「コンテンツ」が作られ,それが活かされる「場」が必要である。このことは,森林水文学の分野では「森は緑のダム」という森林の水源涵養機能の考え方について言える。この考え方は,科学的裏付けなく,情緒的,観念的に用いられてきた。こういった状況を回避するためにも,明確な社会からの要求がある前に,森林水文学分野から情報発信をしたほうが良いと考えられる。