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J-GLOBAL ID：201202279128971833   整理番号：12A0858444

ポリマーブラシにおける鎖ダイナミクスの計算機シミュレーション

Computer Simulation Studies of Chain Dynamics in Polymer Brushes

著者 (4件)： REITH Daniel (Johannes Gutenberg-Univ. Mainz, Mainz, DEU) ,  MILCHEV Andrey (Bulgarian Acad. of Sci., Sofia, BGR) ,  VIRNAU Peter (Johannes Gutenberg-Univ. Mainz, Mainz, DEU) ,  BINDER Kurt (Johannes Gutenberg-Univ. Mainz, Mainz, DEU)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 45  号： 10  ページ： 4381-4393  発行年： 2012年05月22日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱的平衡にある強く引張られたポリマブラシからなるグラフト鎖中の単一モノマの重心運動を良溶媒条件を仮定して粗粒モデルによる大規模分子ダイナミクスとモンテカルロシミュレーションで調べた。ブラシコーティングのRouseダイナミクスによる緩和の理論的予測と相違して,グラフトサイトからの重心の平均距離の平行および垂直成分の相関関数,二乗慣性半径,両端間距離は単純な指数減衰と強く相違した。重心と回転半径の相関関数の初期勾配から求めたポリマー鎖長(N)と緩和時間(τ)の関係は理論予測とほぼ合い,緩和初期(i)段階ではτ_z⁽ⁱ⁾∝N³,τ_xy⁽ⁱ⁾∝N²,緩和後期(f)ではτ_z^f∝τ_xy^f∝NΔ;64<N<256のときΔ≒3.7であった。グラフトサイト(j=1)から自由端(j=N)までの個々のモノマーのダイナミクスを調べ,中央部(j=N/2+1)近傍でのモノマーは緩和が遅く,平均二乗変位は末端モノマーよりずっと小であった。環状ポリマから形成されたブラシでも同様な結果が得られた。

シソーラス用語： *高分子ブラシ ,  動力学 ,  *計算機シミュレーション ,  重心 ,  両端間距離 ,  *慣性半径 ,  自己相関関数 ,  減衰 ,  緩和時間 ,  鎖長効果
準シソーラス用語： *ダイナミックス ,  ポリマブラシ ,  距離減衰 ,  鎖長依存性 ,  *粗粒モデル ,  分子量依存性

分類 (2件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  ゆらぎ,ランダム過程,Brown運動,輸送過程の一般的理論  (BA08020B)

タイトルに関連する用語 (3件)： ポリマーブラシ ,  ダイナミクス ,  計算機シミュレーション