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J-GLOBAL ID:201202279306891008   整理番号:12A1348225

土壌炭素隔離に対する悪い知らせ?

Bad News for Soil Carbon Sequestration?
著者 (2件):
資料名:
巻: 337  号: 6098  ページ: 1049-1050  発行年: 2012年08月31日 
JST資料番号: E0078A  ISSN: 0036-8075  CODEN: SCIEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本号1084ページ掲載のCheng等の論文に関する紹介記事である。大気中の二酸化炭素(CO2)濃度上昇は植物の光合成活性を上昇させ,固定化炭素を地下に移動させることで,CO2上昇に緩衝効果を及ぼすことが予想される。この潜在的な過剰炭素隔離に中心的役割を果たすのは,アーバスキュラー菌根菌(AMF)である。AMFは大部分の陸上植物と共生し,菌類は炭水化物と交換条件で植物に栄養分を供給する。しかしどの程度の過剰炭素が土壌隔離されるのかについては不明だった。Cheng等の研究によると,過剰の土壌炭素は大気中に呼吸で戻されるのみならず,AMFの作用による土壌有機炭素の分解促進が起こっていた。従って,植物による炭素固定上昇とAMFを介した土壌輸送は,今まで期待されていた炭素シンクではなく,却ってCO2の源だった。Cheng等の知見は,植物-土壌系が大気中CO2の潜在シンクであるという仮説の前提を揺るがせるものだった。
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分類 (2件):
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微生物の生態  ,  土壌生物 
タイトルに関連する用語 (2件):
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