抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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陸前高田市を中心に震災でどんな影響があったのか,また循環型流域経済圏に即して復興の課題を述べた。震災が農村の経済に与えた影響として兼業農家が多いこと,兼業として一番多いのが製造業,建設業,サービス業,公務員,卸小売業,運輸・通信となっており,兼業先がみな被災してしまったことによる影響が大きい。2003年から2006年にかけて携わった「いわて発循環型流域経済圏の構築に関する研究」において地域で自足をしている沖縄などの島を中心にしたモデルで研究を行った。特に環境と経済が両立する社会の考察を目ざし,山形・宮城でも行い岩手での研究は現在も継続している。そこでは地域の資源を農林業,漁業,工業といった業態を超えて利用する,そのために分水嶺から沿岸まで,山から海までを一つの地域として考える。このような流域という単位の中で業態を取り払って資源を有効に,環境の修復,維持の観点から利用することをビジネスとして行うのである。