抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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三菱統合ビルセキュリティシステム“MELSAFETY-G”に対応する新しい個人認証端末としてハンズフリー認証装置を開発,2010年11月から販売開始した。この製品は車両用キーレスエントリー(スマートキー)の無線通信タグの技術を利用し,“ハンズフリー(手ぶら認証)”を実現した。ポケットやストラップにタグを身につけた利用者が扉に近づくだけで特別な操作をしなくても個人認証・入退室(扉の通行制御)が可能である。手荷物などで両手がふさがった状態でも認証できるので,工場やクリーンルーム,病院,福祉施設などでの利用に適している。また,様々な運用シーンを想定し,ハンズフリーモード以外にセンサモード,ボタンモードの3つの動作モードを持つことも一つの特長である。ハードウェアは,以下の機器で構成している。・ハンズフリータグ。・ハンズフリーアンテナ。・ハンズフリーレシーバ。各機器がLF(Low Frequency)電波(135KHz)及びUHF(Ultra High Frequency)電波(315MHz)の無線通信をすることで個人認証(タグの認証)を行っている。一方,ソフトウェアでは,認証プロトコルを工夫することによって以下の2点を実現した。・タグ検知範囲内における複数利用者の同時認証。・タグの応答抑制による電池の長寿命化。(著者抄録)