抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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形彫り放電加工の市販加工油9種類を選択し,4分間加工を行い,放電パルスの放電積算時間を総放電時間とし,除去質量と総放電時間の比を加工速度とした。放電持続時間250μsでの加工速度が小・中・大の油を選択し,放電持続時間を25~750μsの間で変えながら加工速度を計測した。電極間間隙を変え,加工速度への影響を調べた。また,電極間で起きている現象を高速度カメラで観察した。放電持続時間250μsでの加工速度最大油は,加工速度最小油の148%の加工速度を示した。放電持続時間が長くなると加工速度が低下した。放電開始直後は気泡径が急激に大きくなるが,100μs経過以降の気泡径拡大は緩やかになった。放電持続時間増大に伴う加工速度低下は,アーク柱拡大に伴う単位面積当たりの入射エネルギーの減少に起因している可能性がある。加工油の粘度が小さい方がアーク柱拡大が速くなり,加工速度が小さくなっている可能性がある。